sleepflower音盤雑記

洋楽CDについてきわめて主観的に語るブログ。

【interlude】このブログのスタンスについて

「こんなのブログを始めるときにやれよ」という話だが、このブログはあくまでも「いちリスナーが自分の好きなアーティストやアルバムについて超個人的な感想を語る」ためのものであって、いわゆる音楽レビューではない。音楽レビューならここよりはるかに洗練された文章力を持ち有益な情報に溢れたブログが世の中にたくさんある。そのようなブログではアーティストや作品に関する情報がより体系的に整理され、「なぜこのアルバムが良いのか(orダメなのか)」が多くのリスナーに説得力を持って伝わるように客観的かつ論理的に語られていれるが、そのような客観的/論理的思考は自分はとても苦手であるし、また誰かに説得力を持って語れるほどに特定のジャンルに精通しているわけではない。

そもそも洋楽における自分の属性がよくわからない。昔はニューウェイヴやUKインディー中心に聴いていたがブリットポップでさえも自分から積極的に聴いていたバンドは3~4つ程度とかなりの偏食だったし最近のバンドに至ってはもう名前すら分からない。どちらかというと今はHR/HMプログレを聴くことが多いが自分は決してメタラープログレッシャーではない。しかしここのブログの最近の傾向である「部外者が超いい加減にメタルやプログレを語る」スタンスは自分でも嫌いではない。

これは日頃から感じていることだが、世の中にもっと「ミーハーに語る」ブログがあってもよいのではないだろうか。多分また今後の記事で度々触れると思うが、ブログでも雑誌でもあるジャンルの音楽的純度に固執するよりは他ジャンルの要素を貪欲に取り入れた「何でもあり」的多様性を受け入れたほうがそのジャンルの長期的な発展のためには望ましい。そのほか音楽性や作品だけでなくバンドのルックスや言動を楽しく茶化したりネタにしたりするようなブログがもっとあってもよいと思う。10年以上前にはそのようなブログやサイトが結構あったと思うのだが、多分そのようなスタンスのものは真面目なファンやリスナーの批判&攻撃&嘲笑対象になりやすいから今では誰もあまり手を出したがらないのだろう。でも自分はそういうのがもっと読みたいんだよね。