sleepflower音盤雑記

洋楽CDについてきわめて主観的に語るブログ。

【この1曲】Girl「Hollywood Tease」(「Sheer Greed」(1980))

ガール(Girl)というバンドはリアルタイムではなくて個人的には「デフ・レパードのフィル・コリンがいたバンド」というイメージのほうが強い。ついでにヴォーカルのフィリップ・ルイスについても後のLAガンズのイメージが強いので、何だかガールもすごいバンドのように見えてしまう。しかしなまじメンバーのルックスが良い上にバンド名が「Girl」というのは当時何かと誤解されたこともあったんじゃないだろうか。音楽的には彼らはNWOBHMのカテゴリに入るようなのだが日本では(本国でも?)音楽的にはまるで畑違いな初期ジャパンと比較されてたりしていたようである。まあガールのメンバーたちも実際ジャパンのライブを見たりしてフツーにファンだったらしいんだが。余談だがフィル・ルイスは本当にケチのつけようのない美形だと思う。どの写真や動画を見てもNGといえる映りがないという点でポール・ハンプシャー(exパナッシュ)と双璧じゃないだろうか。下の動画も白スーツを実にカッコよく着こなしている。しかし全然NWOBHMって感じじゃないけどな。


Girl - Hollywood Tease - YouTube

実はわたしはこの「Hollywood Tease」という曲はついこの前までずーっとLAガンズの曲だと思い込んでいた。多分LAガンズの来日の時にも演奏してたんだと思う。LAガンズとガールはそんなに音楽的にかけ離れてるわけでもないのでカヴァー(というかフィル・ルイスにとっては元からの持ち歌には違いないのだが)のようには聞こえなかったのが長年の勘違いの原因と思われる。しかし「Hollywood Tease」は本当によくできた曲でガールの代表曲のみならずNWOBHMのクラシックといってもいいぐらいなんじゃないかと思う。ちなみにわたしはガールの曲はこの「Hollywood Tease」しか聴いたことがなくて一説によるとこの曲が入っている「Sheer Greed」というアルバムはこの曲以外は微妙という話もあるんだが聴かないうちから決めつけはよくないよね。