sleepflower音盤雑記

洋楽CDについてきわめて主観的に語るブログ。

2013-01-01から1年間の記事一覧

【この1曲】Japan「Television」(「Adolescent Sex」(1978))

裏雑記等で度々書いているがわたしはジャパンについてはかろうじて「Tin Drum」(1981)からがリアルタイムでデヴィッド・シルヴィアンについてはソロ時代の作品しかCDで持ってない。一般的にはニューロマンティクスの先駆者的イメージが強いジャパンだが初…

【この1曲】Girl「Hollywood Tease」(「Sheer Greed」(1980))

ガール(Girl)というバンドはリアルタイムではなくて個人的には「デフ・レパードのフィル・コリンがいたバンド」というイメージのほうが強い。ついでにヴォーカルのフィリップ・ルイスについても後のLAガンズのイメージが強いので、何だかガールもすごい…

【この1曲】Dream Theater「The Looking Glass」(「Dream Theater」(2013))

ついでにドリーム・シアターの最新作「Dream Theater」からこの「The Looking Glass」という曲を取り上げたいと思う。何でこの曲をわざわざ取り上げるかというとズバリ「ラッシュにそっくり」だからである。元々ドリムシのメンバーはラッシュのファンで前身…

「Images and Words」 Dream Theater(1992)

ドリーム・シアターはいわゆる「プログレッシブ・メタル」の代表格といえるバンドである。当時は「プログレ」というだけで何だかマニアックな響きが感じられたものだが今や「超絶技巧」「変拍子」「転調バリバリ」「曲が長い」「よくわかんないけど変」みた…

「Duran Duran」 Duran Duran(1981)

デュラン・デュランは何だかんだでいろんなアーティストに影響を与えているバンドだと思う。前回取り上げたブラーの「Girls and Boys」におけるベースラインはジョン・テイラーの影響丸出しだったし、マンサンのポール・ドレイパーの歌い方はサイモン・ル・ボ…

「Modern Life Is Rubbish」 Blur(1993)

ブラーと言うと今ではオアシスと並ぶ「ブリットポップの立役者」的な言われ方をされていることが多いと思うが、デビュー当時は「遅れてきたマンチェ」みたいな扱われ方をされていた。おまけになまじメンバーのルックスがいいせいで余計うるさ型のUKロックフ…

「Cupid & Psyche 85」 Scritti Politti(1985)

わたしが中学後半~高校時代ヘビロテ状態で聴いていたのがスタイル・カウンシルとスクリッティ・ポリッティであった。どちらもR&B(←当時はソウルと呼ぶことが多かったと思う)テイストの洗練UKポップという共通項があり両方好きという人は結構多かった…

「Signals」 Rush(1982)

ラッシュ(RUSH)はわたしの長年にわたる洋楽生活における嗜好の方向性を決定づけたバンドであると言っても過言ではない。実際これまで取り上げてきたバンドの大半が「ラッシュに似ている」か「ラッシュと関わりがある」のいずれかである。まあ後出しじゃん…

「Everything and Nothing」 David Sylvian(2000)

わたしにとってデヴィッド・シルヴィアンはどちらかというと「ジャパンのフロントマン」というよりソロ・アーティストとしての印象が強い。多分シルヴィアン作品で一般的に最も人気があるのはジャパン後期~ソロ3作目までだと思うのだが、この辺のアルバム…

「Six」 Mansun(1998)

90年代後半にわたしがマニックスやスマッシング・パンプキンズと共によく聴いていたのが英国チェスター出身のマンサンというバンドである。当時のファン層はスウェードやマニックスのファンとかなりの部分かぶっていたような印象だ。マンサンはブリットポッ…

「Adore」 Smashing Pumpkins(1998)

スマッシング・パンプキンズ(以下スマパン)が成り立つ要件は次のうちどれだろう:(1)実質ビリー・コーガン=スマパンじゃないの?(2)ビリーとジミー・チェンバレンさえいればスマパン名乗っていいよ(3)いやどうしてもダーシーとジェームズ・イハ…

「Fever」 Bullet For My Valentine(2010)

わたしが2000年以降リアルタイムで追っている唯一のバンドがブレット・フォー・マイ・ヴァレンタイン(以下「BFMV」)であることは以前に書いた。興味を持ったきっかけが「マイ・ブラディー・ヴァレンタインと紛らわしすぎるバンド名」と「マニックスと同じ…

「The Second Stage Turbine Blade」 Coheed and Cambria(2002)

今回紹介するのはNY出身のコヒード&カンブリアの1st「The Second Stage Turbine Blade」 である。タイトルに「Second」が入っているが1stアルバムである。ちなみに2ndアルバムが「In Keeping Secrets of Silent Earth: 3」、3rdアルバムが 「Good Apollo, I…

「Effloresce」 Oceansize(2003)

00年代に入ってから急速に音楽のトレンドから離れてしまっていた。ブラーはグレアムが脱退するし、マンサンやスマパンは解散するし、細々とマニックスは追っていたがそれよりも昔中高生時代に夢中になって聴いていた80年代バンドの作品を買いなおしたり、デ…

「Gold Against The Soul」 Manic Street Preachers(1993)

最近「裏雑記」のほうが音楽ネタに偏り始めたので個々の作品のレビューのようなものについてはこちらで細々と書くことにしました。まあレビューといっても所詮は「裏雑記」の延長のようなもので極めて主観に偏った突飛な内容ですのでご了承ください(笑) 最…