sleepflower音盤雑記

洋楽CDについてきわめて主観的に語るブログ。

2017-01-01から1年間の記事一覧

「Atone」White Moth Black Butterfly(2017)

前回の続きみたいな愚痴話なのだけれど、実質的に同じような音楽性を持ちながらその出自ゆえにこのバンドはメタル、このバンドはオルタナと言った特定のカテゴリーに収められることで他のジャンルのファンに興味を持たれなくなってしまう状況は実にもったい…

「Spooky Action」Paul Draper(2017)

プログレッシブ・ロックというと日本ではどうしても例の70年代英国五大バンドやユーロロックやカンタベリー系周りのイメージが強いし、NHK-FMの「プログレ三昧」みたいな番組や洋楽誌のプログレ特集でも大体この辺しか取り上げてなくてドリームシアターみた…

【この一曲】Steve Jansen & Richard Barbieri「Sleepers Awake」(「Stone To Flesh」(1995))

私の無駄に長い音楽人生の中で後悔しているものの一つに「もっとJAPAN関連を真面目にフォローしておけばよかった」というものがある。どうもJAPANというと当時大人気だったロック漫画「8ビートギャグ」に代表されるミーハー腐女子的ノリが苦手で当時はあま…

「The Gift」The Jam(1982)

私がジャムというバンドの存在を知ったのは、先日のポリスの記事で触れたように小学4年だか5年生の頃で、近くのレコード屋でポリスのLPを物色していた時に同じコーナーに入っていたのがジャムだったからなのだが、彼らの曲を初めて聞いたのはそれから数年…

「The Long Road Home」Danny Worsnop(2017)

私の長年の疑問の一つに「何故イギリス人ミュージシャンはブルースやカントリーが好きなんだろう」というものがある。自分の乏しい知識の中でもU2の「ヨシュア・トゥリー」、プライマル・スクリームの「Give Out but Don't Give Up」、シャーラタンズの「Us …

「Ghost in the Machine」The Police(1981)

私が本格的に洋楽オンリーの生活に入る少し前の小学5年生の頃によく聴いていてたバンドがポリスだった。多分バンド名が小学生的にもわかりやすかったんだと思う。当時の音楽誌に載っていた3rdアルバム「ゼニヤッタ・モンダッタ(Zenyatta Mondatta)」の広…